脱線
アイスクリームときいて思い浮かべるものは何でしょうか?
アイスクリーム屋さん
親しい人と一緒に食べた思い出
歌
推理小説
夏の日
るるかちゃん(現在ではこれが一番ホットかもしれない)
栄光と没落の物語
おっと最後の単語は某シリーズファンの方にしか通じないものですね
人の心の痛みに合わせたアイスクリームを作る青年の、栄光と没落の物語
上に並べたものは全て私に該当するのですが、最後のこれが一番根付いてます
それにどう影響されたかといえば
これまでほぼチョコレート一択だったのが、「これだ!」と直感で感じたものも選ぶようになったという食い意地話な訳ですが(笑)
島根旅行で泊まった旅館は食事は朝夕共にビュッフェスタイル
そこには全自動のパンケーキマシーンやチョコレートフォンデュマシーンなど
小さなお友達から大きなお友達まで楽しめるおもしろいものが……
刺身と同じ空間にそういうものが並んでいるのもなかなかカオス
でもそれらより私が興味の興味を引いたのがアイスクリーム
小さめのアイスクリームケースがあり、そこには数種類のアイスクリームが並んでます
やや小ぶりなアイスクリームディッシャーも置いてあります
自分で好きに掬って持って行こうという寸法です
アイスクリーム用の小皿は1個乗せたらそれで終了な少し切ないサイズ感であることに旅館側の思惑を感じざるを得ません
いや、2個乗せ3個乗せなどという意地汚い行為を働く輩やヨーグルト用のジャムやチョコソースをかけたりパンケーキに乗せる背徳者なぞいるはずがないと信頼されているのでしょう
むしろそんなことを思いついてしまう自分がおかしいんだ
思い出せ、アイスクリームひとつに心をときめかせていたあの頃を
消されるな、この想い
忘れるな、我が痛み
たしかお店のお姉さんはこんな風に持って(シャキーン カシャコンカシャコンカシャコン)
こんな感じに抉り込んで(ガッッッ)
何度も抉り込んで(ガッッ… ガッッ… ガッッ… ガッッ… ガッッ…)
つい数秒前まで鉄人28号が如く肘と肩を90度開いて力仕事してました感は一切見せずに盛り付けていたよね(ポコッ)
見事な球体がお皿に着地
おお、これはかなり上手に出来たのでは?
幼き日に行ったお店でお姉さんがアイスクリームを掬う様を凝視していた甲斐もあったというもの
ホクホクしながら席に戻ると、先にアイスクリームを持ってきていた友人が私の手元をみて
「まぁた綺麗に盛ってきたな」と、感嘆にごく微量の呆れを織り交ぜた感想をくれました
そんな友人のアイスクリームと比べると、サイズ感や密度が明らかに違います
私のアイスクリーム、大きくてみっちりしている
そう、それはまるでアイスクリームに対する並々ならぬ執念を体現したような……
アイスクリーム屋さんのバイトも良いなぁと思っていた頃もありましたが結局実現せず今に至り
まさか旅先でアイスクリームを掬って盛る体験が出来るとは夢にも思いませんでしたね
なおこの旅館はお部屋にも楽しいものが設置されています
それはセルフでコーヒーを淹れるセット
インスタントでもドリップバッグでもなく、自分でコーヒー豆を手動のミルで挽くところから始めるもの
そがな楽しいものに手を出さんはずはのうて(唐突な土佐弁)
湯を沸かし豆を挽き、古き良き喫茶店のマスター気取りで湯を注ぎました
淹れる作業が楽しすぎて正直コーヒーの味が記憶にございませんが、とにかく楽しかった
旅行で外を回った記憶と旅館内で過ごした記憶がほぼ同等になることってなかなか無いし
まさかアイスクリームだけでこんなに語れるなんて思いも寄らなんだ
GW旅行関連の文章が想定外の文字量で、とうとう夏休み直前までかかってしまいましたが
次回で締める予定ですのでもう少々お付き合いください。






























