「同じチラシ」の定義
主にデザインや印刷からご発注頂く場合の注意点です。
複数の店舗や支社を抱えているお客様からのお問合せ内容で「●●と△△で折込むチラシは同じです」
お客様の思う「同じチラシ」とデザイン・印刷・折込の業界で考えている「同じチラシ」は、見解が異なっている場合があります。
以下の項目に当てはまるチラシの場合はデザイン・印刷・折込において「同じチラシ」という扱いになりません。
仮に折り込むエリアが渋谷区と新宿区であるものとして
・片面は完全共通だがもう片面が渋谷区版と新宿区版で違う
・渋谷区版と新宿区版でチラシの仕様(サイズ・紙の種類・色・加工等)が違う
・ベースは同じだが、インフォメーションや文言等が渋谷区版と新宿区版でごく一部でも異なる箇所がある
・そもそも別物である(笑)
つまり
「同じチラシ」=「写真や文言の差替え等が一切無い(一括印刷できる)チラシ」となります。
「(渋谷区版のチラシを刷った後に)版の一部を差替えて(新宿区版の)印刷できないの?」という質問も頂きますが、
印刷で使用する版は1デザインにつき1つ必要な使い捨てのものでして、一度機械から取り外すと再利用できないため
僅かな差替えであっても、デザインの数だけ版の作成が必要になるのです。
その大前提を知らないまま、もしくは異なるチラシと気づかぬまま進めてしまうと後のトラブルに発展しかねませんので、
何卒ご注意下さい。
少しでも気にかかる事があればお気軽にご相談下さいね!!